こんばんは。
滋賀県栗東市のこにし動物クリニック 獣医師の橋本です。
先日、京都の夜セミナーに参加してきました。
講師は日本獣医生命科学大学の竹村先生で、今月と来月は腎臓病がテーマです。
竹村先生のセミナーは、いつもわかりやすく、
毎日の診療にすぐに取り入れようと思うことばかりです。
毎回楽しみにしています。
腎臓は、
血液中から老廃物をろ過しておしっこと共に体の外に出したり
電解質バランスを調節したり
血圧を調節したり
赤血球をつくるために必要なホルモンを出したり
・・・と、体に欠かせない仕事をしている臓器です。
年をとったワンちゃんネコちゃんに多い病気に、慢性腎臓病があります。
これは腎臓の仕事がだんだんできなくなってくる病気で、
初めは何も症状が現れず、一見ふつうに見えますが、
進行してくると、上にも書いた腎臓の仕事ができなくなるため、色々な症状が出てきます。
腎臓は、体にある水分の状態に合わせて尿を適切な濃さで出しているのですが、
それができなくなってくるため、慢性腎臓病の症状は、初め、
多尿そして足りない水分を飲んで補うため多飲として出てきます。
明らかな血液検査での異常が出てくるのはそれよりも病気が進行してからなのですが、
今回のセミナーでは、そんな時に紛らわしい血液検査結果の考え方や
気を付ける点について学びました。
よく遭遇する病気ですが、また頭の整理もできました。
しっかり復習して日々の診療に活かしていきたいと思います！
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滋賀県栗東市の動物病院
こにし動物クリニック
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