こんにちは!看護師の船附です(*´ー`*)✨
先日、大阪のホテルニューオータニで行われた「WJVF」という大きなセミナーに参加してきました!!
お昼〜夜まで5つの講義をきいたのですが、その中から少しだけ『入院治療中やシニア期に動物看護師ができるケア』という内容の講義についてご紹介させていただきます😊✨
入院中のわんちゃん猫ちゃんとって、大切なのが環境設定です。
ポイントとしては…
・室温だけでなく「湿度」にも配慮する
→ケージの外と中で環境が違うので注意!
・臭気が滞らないように換気する
・音への配慮
→状態が悪いと更にストレスの原因になるので出来るだけ静かに開閉する。猫ちゃんはわんちゃんの2倍の聴力を持っています。
・敷物や食器などの設置
・安楽状態の記録
→comfort(安楽、心地よい)
呼吸、姿勢、状態を観察する!
このポイントをおさえるだけで、入院中のわんちゃん猫ちゃんのストレス度合いが軽減されるそうです。
入院治療を受けるわんちゃん猫ちゃんは、検査や治療の意味が分かりません…
1つのやり方が正しいとは限らないので、その子その子に合わせた、やさしい入院環境を提供できる動物看護師を目指したいと思います!
次に、シニア期のわんちゃんにしてあげられるトレーニング方法をご紹介します(*`ω´)b✨
「ノーズワークトレーニング」といって、アメリカ発祥の嗅覚を使った作業で、社会貢献・遊び・ドッグスポーツなどがあります。
アメリカの保護施設において、保護犬の自信や自立心を取り戻したり、ストレス解消として導入されているそうです。
準備する物は空き箱数個とちょっとしたおやつだけです。
簡単にいうと、空き箱のどれかにおやつを隠し、それをわんちゃんに探してもらうというトレーニング方法です。
家の中に適当なスペースが無いご家庭でも、散歩の途中で屋外で楽しんでいる方もいます。
このトレーニングを続けることで、大きな音に敏感な子が雷や花火の音に怖がらなくなった例も確認されています。
年齢制限がないため、パピーの子でもシニアの子でもできますし、どんな犬種の子でも認知症を持っている子でもできます✨
認知症を持っている子は、このトレーニングをした日の夜、徘徊や夜泣きをせず寝てくれることが多いそうです!
興味のある方は是非「ノーズワークトレーニング」で検索してみてください!