心臓病セミナー@京都

こんばんは、獣医師の橋本です。
先日、竹村先生の心臓病セミナーに参加してきました。
全8回シリーズの6回目で、今月はなんと2夜連続でした。
毎回とても楽しみなセミナーなのですが、セミナーから帰ると日をまたぐ時間。
さすがに2夜目の帰りは運転中に眠りそうでした。

今回のテーマは「僧房弁閉鎖不全症の診断・治療」でした。
僧房弁閉鎖不全症は、心臓の弁のしまりが悪くなって
正常な心臓の機能を果たせなくなる病気です。
はじめの頃は、特に症状もなく、一見健康なワンちゃんと同じに見えるのですが、
悪化すると呼吸が苦しくなったり咳が出たりなどの症状が出てきてしまいます。
高齢のワンちゃんに多い病気で、当院にも治療中のワンちゃんが何頭もおられます。

この病気は徐々に進行していきます。
どの段階にいるので治療法が変わってきますので、
ワンちゃんがどの段階にいるのかをしっかりチェックする必要があります。

↑心臓病のワンちゃんの胸のレントゲン写真です。
レントゲンで心臓の大きさや肺などの様子を確認するのも
大事なチェック項目の1つです。

今回のセミナーでは、
どの段階なのかをどのように評価するか?
それぞれの段階で、どんな治療をするべきなのか?
などを、詳しく教えていただきました。

実践的でわかりやすいお話で、いつもながら、本当に勉強になりました。
しっかり復習して、日々の診察に活かしていきたいと思います。

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