こんばんは。
滋賀県栗東市のこにし動物クリニック獣医師の橋本です。
先日、京都の夜セミナーに参加してきました。
10月にあった竹村先生の腎臓のセミナーの続きで
腎臓病の中でも”高リン血症”がテーマでした。
前回のブログでも書かせていただきましたが、、、
腎臓は、
血液中から老廃物をろ過しておしっこと共に体の外に出したり
電解質バランスを調節したり
血圧を調節したり
赤血球をつくるために必要なホルモンを出したり
・・・と、体に欠かせない仕事をしている臓器です。
年をとったワンちゃんネコちゃんに多い病気に、慢性腎臓病があります。
これは腎臓の仕事がだんだんできなくなってくる病気で、
初めは何も症状が現れず、一見ふつうに見えるのですが、
上にも書いた腎臓の仕事ができなくなってくるため、徐々に色々な症状が出てきます。
今回のテーマである高リン血症ですが、
本来であれば、不要なリンを体の外に出す働きが腎臓にはあるのですが、
腎臓がとても悪くなり、その働きができなくなるとこの状態となります。
リンがたまってしまうと、臓器に石灰化がおこるなどの問題を生じることがあります。
また、ワンちゃんネコちゃんのその後の体調に大きくかかわってくるため、
しっかりチェックして、しっかり治療していくことが大事です。
今回のセミナーでは、高リン血症になったワンちゃんネコちゃんの
具体的な治療方法や新しいお薬、メカニズムの考え方などを学ぶことができました。
ワンちゃんネコちゃんの体調は、外から見ただけではわからないことがあります。
しっかりチェック、しっかりケアがやっぱり大事ですね。
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滋賀県栗東市の動物病院
こにし動物クリニック
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