こんばんは。獣医師の藤原です|❛ω❛ฺฺ)ノシ
不要不急の外出自粛が叫ばれる昨今、飲食店や百貨店、化粧品ショップなどなど…
お店を閉めていらっしゃるところがたくさん。
そうは言っても閉めていらっしゃるお店の方々にも生活がある。
草津の飲食店さんの中にはお店が安心して自粛できるための企画を立ち上げた方もいらっしゃると知りました。
詳細はこちらに貼っておきます。
元の生活に戻った時に自分のお気に入りのお店も変わらず再開してほしいと願うばかりです。
外出を避けるために、普段は美容院でカラーリングをしている人もセルフカラーをされていたり、自身でカットされていたりするのを目にします。
美容系のお店からもおうち時間にセルフでできるグッズの紹介などが配信されていて、私もやってみようかなぁ〜と思っているところです。
さて、わんちゃん猫ちゃんでおうち時間にできることと言えば…
そう!お手入れ!٩( ᐛ )و
「普段は病院でやってるけどお手入れが自宅でできればなぁ…でもやり方がイマイチわからないんだよなぁ〜」とお困りの方、いませんか!?
そんなわけで、今回は診察中にご質問いただくお手入れ方法No. 1(自分調べ)!
「爪切り」のやり方について書いていきます(°▽°)
《用意するもの》
①人間2人
②爪切りハサミ、爪ヤスリ(わんちゃんのみ)
③やる気
大人しい子なら1人でもできるかもしれませんが、1人が保定してもう1人が切るのが無難です。
まず保定する人がペットさんを膝の上に座らせる形で抱きます。大きなわんちゃんなら、立ったまま動かないように抱えてもいいです。
爪を切る人は切る足を持って切っていきます。
白い爪の子はピンク色にうっすら血管が透けて見えるので、血管の1〜2mm手前まで切ります。
攻めすぎると出血するので注意です。
猫ちゃんは爪が収納されているので、肉球のところを押して爪を出しながら切りましょう。
黒い爪のわんちゃんは血管がみえません。
その場合、先端からちょっとずつ切っていくと真ん中に芯のような層の違う部分が見えてきます。
それ以上攻めると血管にあたるのでその段階でストップです。
白い爪より分かりづらく難しいです。
白い爪と黒い爪が混ざっているわんちゃんは血管の位置はどの爪も大体一緒なので、白い爪を切った長さを目印に黒い爪を切るとスピードアップできます。
爪を切った後、猫ちゃんは自分で爪研ぎをするのでそのままでオッケーですが、わんちゃんは爪をヤスリがけしてあげてください。
爪の左右から角を丸めるように2〜3回かるくかけるだけでいいです。
どうでしょう?イメージが掴めましたか!?
爪切りが必要なタイミングとしては、フローリングを走っているときにカチカチ音がするようになったら長い、です。
月一回くらいが目安でしょうか。
お散歩にたくさん行くわんちゃんはアスファルトで削れて爪切りの頻度が減りますが、地面に接地しない狼爪(親指のところ)は削れないので、肉球に刺さる前に切りましょう。
爪切りが耐えられない子も中にはいます。
そんな時は無理せず病院にお任せください。
ちなみに、万が一血管に当たって出血しちゃった!!って時は、焦らずティッシュで5分ほど抑えていただければ止まります。
緊急事態はまだまだ続きそうで先が見えない不安な中ですが、自分と大切な人たちを守るために自粛引きこもり生活を続けます∠( ‘ω’)/