こんにちは( ̄▽ ̄)
看護師の藤居です。
先日、実家の猫3兄弟
李瑠(リル)、獅偉(ライ)、澪皇(レオ)が去勢手術をしました。
とても怖がりな3兄弟なので病院ではいつも大人しく、
ねこちゃんによっては飛び上がる程の筋肉注射も無の境地で乗り切っていました。
↑手術を終えたレオ(キジ)と、これから始まるリルの交代の瞬間
ライは元々1番怖がりなことも影響してか、
麻酔からの覚醒時、危うく飛んで行ってしまうところでしたが、
3頭とも無事に手術を終えることが出来ました。
ところがどっこい。
実は、手術の前の血液検査と同時に行ったウイルス検査で、
3頭とも、猫免疫不全ウイルスの陽性反応が出てしまいました。
これは猫白血病ウイルスと同時に確認できる検査で、
どちらも猫同士の接触によって感染する病気です。
つまり、野良猫や外に出ていく飼い猫さんなどが感染する確率が高く、
発症してしまうと体内の免疫力を弱らせ深刻な症状が出てしまう、
そして一度感染すると根本的な治療法がないとても恐ろしい病気です。
野良猫の親から生まれた3兄弟は、親猫から感染してしまったのかもしれません。
猫白血病ウイルスに比べて、猫免疫不全ウイルスの方が潜伏期間が長く、
発症せずに一生を終える子もいるため、発症までの時間が少しでも
長いことを祈るばかりです。
恐ろしいウイルスから猫ちゃんを守るためにも、
一番は猫ちゃんの完全室内飼育、他の猫ちゃんと接触する可能性の
ある子はワクチンの接種をお勧めします。
また、元野良猫さんや保護猫さんを迎えた際は、
ウイルスの感染がないか一度確認することもお勧めします。
「え、来月もう私避妊手術ですか」
次回、「ぴのこ避妊手術」