犬の頚椎ヘルニア手術

慢性の痛みがとれないワンちゃんの症例です。

痛みの場所は、首ですが、運動異常などは認められません。

この秋の季節に同じような症状のワンちゃんはいっぱい来院されましたが、

ほとんどは、内科的治療(消炎鎮痛剤の投与やレーザー)でよくなりました。

このワンちゃんは、なかなかよくならないということで、MRIの検査で神経の精密検査を行いました。


 
検査の結果、頚椎にヘルニアが見つかりました。

このようにMRIを撮ることにより、

どの場所に、どのように病変があるのかがはっきりします。
手術もターゲットが絞られてやりやすくなります!

手術は、喉から神経にアプローチして飛び出しているヘルニアを除去する

頸部腹側減圧術で行いました。 

頚椎に小さな穴をあけて原因となっているヘルニア物質を取り除くのと、神経を減圧してあげることができ、劇的な改善が期待されます。

 

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