こんにちは( ̄▽ ̄)
最近色々あって精神が摩耗している看護師の藤居です。
と言いますのも。
季節の変わり目は体調を崩し易いと言いますが、
それは人だけでなく、動物も同じなようで…
つい先日、快が入院する事になりました。
疾患名は「膵炎」
膵臓の主な役割は、血糖値の調整をするホルモンを分泌してることと、
食物を消化する消化酵素を分泌していることの2つです。
膵炎はこの消化酵素が何らかの要因で活性化し、
膵臓自体を消化してしまっている状態です。
肥満や脂肪の多い食べ物を食べている事などが普段の日常生活から考えられる要因ですが、
他にも様々な要因がきっかけとなるようで多くの場合原因は不明です。
言わば膵臓が溶かされている状態なのでとても痛いです。
お腹を痛そうにしていたり、震えたり、あとは何度も嘔吐する、下痢をする、
食欲がなく元気がない、と言った症状が出ます。
全ての症例にこの症状が当てはまる訳ではなく、
快の場合は嘔吐と下痢はありませんでした。
ですが、朝まで普通にご飯を食べていたのに夕方辺りから少し様子がおかしいと感じ、
夜は全くご飯を食べず、それから朝までずっとべったり寝たままだったので
すぐに病院に連れて行き、膵炎と発覚しました。
幸い治療を開始できたのも早かったので、膵炎の治療は長期化せずに済みました。
しかしながら、膵炎は命に関わる重篤な病気です。
同じタイミングで、似たような症状を示している子がたくさんいたので、
季節の変わり目なども要因の1つにあるのだと思われます。
体調を崩す子の多いこの時期は特に注意してあげて下さい。
日頃からその子達と一緒に過ごしている飼い主さんの、
何か様子がおかしいと感じることは、おそらく間違いではないです。
元気がない、食欲がないと言った症状がある場合、放っておくと大変な病気が
潜んでいる事が多いので、様子を見過ぎず、
なるべく早めに病院に連れて行ってあげて下さい。
当院は予約診療となっておりますが、急を要する場合は
もちろん事前の予約がなくても診察させて頂きますので、
一度ご連絡頂き、様子をお聞かせください。
予防シーズンも始まり、予約していただいてもお待たせしてしまうことが
多くなっており大変恐縮ですが、皆様のご理解とご協力を
よろしくお願い致します。