WJVF行ってきました!

こんにちは!
滋賀県栗東市(草津市・野洲市・守山市・湖南市・甲賀市周辺)のペットと家族の幸せな暮らしを応援するこにし動物クリニック 獣医師の関原です!

先日大阪で開催されたWJVF(West Japan Veterinary Forum)という、大きなフォーラムに参加してきました。
かなり大規模なフォーラムで、関西、中国、四国から多くの獣医業界関係者が参加していました。
大学時代の同期も数人参加しており、プチ同窓会のような気分になりました。

丸一日参加して得た情報の中から、飼い主の皆様にも知っていただきたい疾患をご紹介します。

「隠れ門脈シャント」
まず門脈シャントについてざっくり説明します。腸で吸収された素栄養を肝臓に運ぶ血管を門脈といい、先天的に門脈から異常な血管(シャント血管)が生じて後大静脈や奇静脈に繋がった状態を門脈シャントといいます。

これまでは、「子犬」で、腹水が溜まる、ふらつく、肝臓の数値が上昇するといった「症状が出た」場合に鑑別すべき疾患として認識されていました。

しかし、現在は検査技術の向上、特にCTの導入によって、「成犬で」、「臨床症状や数値の上昇が見られなくても」門脈シャントと診断されるケースが増えているそうです。

飼い主様に注意して見ていただきたいのは見落としがちなわずかな変化です。

「少しだけ軟便の状態がずっと続いている」、「たまに転ぶ」、「検診でいつも肝臓の数値が少しだけ高い」。

こういった見過ごしがちなポイントに実は門脈シャントが隠れている可能性があります。

正常な成犬の200頭に1頭が「隠れ門脈シャント」である、とも言われています。

「うちの子当てはまるかもしれない・・・」と感じた場合は是非一度ご相談ください!

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