ロコモティブシンドローム

こんにちは!

こにし動物クリニック看護師の鈴木です( ´ ▽ ` )ノ

大阪で3日間行われている大規模な学会、WJVFに今年も行ってきました!

その中でも私が気になった講義の内容を少しだけ紹介させていただきます◎

皆さま、ロコモティブシンドロームという言葉を聞いたことはありますか?

今や人間の病気の認知症メタボリックシンドロームと並んで認知されてきている病気の1つです。

内臓肥満からくる内科疾患をメタボリックシンドロームというのですが、ロコモティブシンドロームはそれの運動器バージョンです。

わんちゃん、ねこちゃんの高齢化に伴って足や腰などの運動機能の低下をきたして起こる疾患で、要介護のリスクが高まる状態のことをいいます。

人間の病気として徐々に認知されてきているロコモティブシンドロームを、高齢化が進んできているわんちゃん、ねこちゃんにも当てはめて考え、早期発見・早期治療や対策を考えなければいけないという内容でした。

そこで!大切なわんちゃん、ねこちゃんのロコモ度チェック◎◎

【わんちゃんのロコモ度チェック】

・立ったり座ったりするしづらそう

・歩くのが遅くなった

・段差に躓いてしまう

・しっぽを振る位置が低くなった

・お尻が小さくなった

・足が上がらず、擦って歩くことがある

・歩いている姿を後ろから見ると逆三角形になっている(後ろ足が閉じている)

【ねこちゃんのロコモ度チェック】

・おもちゃで遊びたがらなくなった

・寝てばかりいるようになった

・段差の上り下りがゆっくりになった

・高いところにジャンプしなくなった

・毛づくろいや伸びをしなくなった

どうですか?おうちのわんちゃん、ねこちゃんに1つでも当てはまればもしかしたらロコモティブシンドロームかもしれません(*_*)

関節系のサプリメントなどもありますので、少しでも「あれ?」と思われたらお気軽に当院にご相談ください◎

今年はどの講義を選んでも面白く興味深いもので、各専門分野の先生方が分かりやすく説明してくださったので、受講していてとても楽しく、たくさんノートにまとめてしまい、学生時代を少し思い出した1日でした( ´_ゝ`)

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