こんにちは、院長です
最近、ニュースでも話題になってます、人がダニにさされて大変な病気!
問い合わせ、診察中の話題に上る事も多いです。
今日は、ちょっと勉強しておきましょう!
ダニ媒介性ウィルス SFTS=「重症熱性血小板減少症候群」
症状は、重症熱性+血小板減少+症候群の名前の通り、
大変な熱!
血を止める働きをする血小板の値が著しく低下
全身の状態が悪化するウィルス性疾患です。
その他、嘔吐や嘔吐、下痢などの症状
正直、症状だけですぐにSFTSだとすぐに診断は出来ないですね。
中国では、発生報告がありましたが、今回日本でも3人の方が亡くなっています。
中国や海外に行ってないという事なので、日本に生息しているダニがこのウィルスを持っているのだろうと推測されています。
じゃあ、どう予防すればいいのか?
このウイルスに対して有効なワクチンなし
とにかく、マダニに刺されないようにすること。
マダニは、草むらや、やぶなどの葉の先端や裏側に潜んでいて、犬や猫、その他の野生動物がやってくるのを待ち構えています。
日々診察をしていて、マダニをつけてくるワンちゃんにはよく遭遇します。
犬、猫→人間というルートも気をつけないといけないですね。
出来る事
①マダニがいるような場所にハイキングに出かけたり、山で農作業をしたりする際は、肌をさらさないことが重要です。
②ペットを飼っている人は、ダニの予防をしっかりする。
犬、猫の予防方法は、
①フロントラインプラスやサーチフェクトという、背中にスポットするタイプのノミダニ予防の薬を1ヶ月1回投与する。
②背中にスポットするタイプが苦手な場合、コンフォーティスという内服タイプのノミダニ予防薬もあります。
③雨降りの後の、草むらにはダニが居る事が多いので、近づかない!
散歩コースでダニがついて来たら、コースの変更も検討!
新たなこの病気の情報提供を注意して見ておきます!