こんにちは!
滋賀県栗東市(草津市・野洲市・守山市・湖南市・甲賀市周辺)の
ペットと家族の幸せな暮らしを応援するこにし動物クリニック 院長です
春の暖かさを感じる日曜日の午後だというのに
勉強してました。
会場についてびっくり! 超満員。
獣医さんは、なんて勉強熱心なんだと感心しながら(笑)
テーマは 救急医療
東京で、夜間救急病院を開業されている先生のお話
腹腔内出血 心タンポナーデ 胃拡張胃捻転症候群 アナフィラキシーショック
などなど
救急医療でよく遭遇する疾患についてのポイントを解説いただき、とても勉強になりました。
今回
ブログを見ていただいている飼い主様と共有したい内容があります。
これから6種や9種混合ワクチン、狂犬病ワクチン フィラリア予防注射などで来院される方も多いと思います。
注射後のアナフィラキシーショックについて 少し頭に入れて来院していただくと助かります。
ワクチンは、副作用が起きる可能性があると常に考えておく必要があるということ!
多くの場合は、消化器症状や皮膚症状です。
まぶたや唇の周りが腫れる ムーンフェイスです。
症状以外は、元気で意識もしっかりしている状態。
しっかり対応すれば、それほど心配はないが、放置はダメです!
もっとも気をつけないといけないのが
虚脱や呼吸困難の症状を呈した状態の時
発生頻度は、まれですが
統計的には0.07% 約1000頭に1頭!
急性突発性の虚脱、呼吸困難、意識レベル低下し ほっておくと死んでしまうリスクが高いです。
統計的にこのアナフィラキシーが発生する時間は、摂取後5〜10分
通常は、診察室を出て、待合室で待ってもらってる間に発生することがほとんどと予想されます。
病院側としても
マニュアルを作成し、やるべき事 使う薬(エピネフリンやステロイド)静脈確保 点滴セットの準備して、テンパった状態で、少しでも早く、焦らず、対応できるように準備してあります。
その対策の一環として、未然に防ぐことも大切で、興奮状態や病院が閉まるギリギリの時間で、ワクチン摂取をお断りしているのはそのような理由からだとご理解いただければ助かります。
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